先生からのアドバイス

各教室、各クラス、発表会リハーサルに励んでくれています。

先日、更衣室に入っている子供たちの会話を、偶然聞いてしまいました?

「私、バーレッスン嫌いやねん」「えっ?私も〜。だって面白くないもん」「発表会の振付の方が、めっちゃ楽しいなぁ」

思わず笑ってしまいました。

 

そうですよね、、、

基本練習は、面白くないのです。同じことの繰り返し。

特に小学生には、、、

バレエの本物の意味がわかってない子には、華やかなヴァリエーション練習や、発表会の練習の方が楽しいのは、よくわかります。

私も、幼い頃はそうでした。

 

バレエでは、筋肉と関節の使い方が厳密に決まっていて、そのとおりに動ける様に訓練する事で、怪我なく踊れるようになっています。

単純な脚の曲げ伸ばしでさえ、厳密な使い方が決まっており、その使い方には大変な奥深さがあります。

なので、たくさんの動きが組み合わさった場合の難しさは、計り知れません。

 

普段、何となく順番だけをこなすクラスレッスンをしていると、身体を感じるような頭を使うレッスンは、すごく辛く感じてしまいますが、そこから始めなければ、どれだけレッスンをしようと、身体のコントロールはできません。

また、辛く感じるのは、やり慣れていないことを突然やるからで、普段からやっていれば、頭を使うのは普通のこととして、特別に難しいとは感じなくなります。

少しずつで良いので、考えながら動く習慣を付けましょう。

難しいからという理由で、頭を使うレッスンを避けていては、無駄な時間を過ごすことになりますからね。

 

まずは、レッスンに集中すること。

先生が、「なぜ?」「どうして?」今言っているのかを、読めるようになってくださいね。

子供たちが、「バーしないと、やっぱりうまく踊れない〜」と感じてくれる日まで、気長に待ちます?